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玄関にスマートロックは後付けでマンションにも設置できる?防犯性やデメリットついて紹介

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帰宅時に玄関前でかばんの中をゴソゴソ探しまわって見つからない。

夜には明かりを求めて向きや場所を変え、またかばんの中を覗き込んではゴソゴソ。

このような鍵を探している場面が思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。

そのようなときにスマートロックという便利なものがあるようだけど、我が家のようなマンションに今からでも後付けできるの?防犯性やデメリットなど問題はないのかしら?とよぎることはありませんか。

今回は「玄関にスマートロックは後付けでマンションにも設置できる?防犯性やデメリットついて紹介」と題してご紹介します。

もちろん戸建てや賃貸への設置の場合でも参考にしていただけます。

 

 

玄関にスマートロックは後付けでマンションにも設置できる?

重い荷物やお子さんを抱っこしていたり手が空かないときに玄関へ近づくだけで解錠されるタイプであったり、入退室(家)のログが残るのは何かと意外に便利です。

ささいなことのようですが、負担感が減りかなり生活が便利になると評判も良いです。

さて、既に出来上がっている我が家の玄関のカギをスマートロックに後付けすることは可能でしょうか。

デメリットはないのでしょうか。

そもそもスマートロックとは何でしょうか。

キーホルダーに付けているような物理的な鍵ではなく、「通信・認証機能をもち外部からIT制御できるカギ」と定義付けがされています。

難しいですね。

色々な側面から見ていきます。

 

スマートロックの認証方法や設置方法

どのような認証方法や設置方法があるのでしょうか。

ご自分の使用状況に照らし合わせながらお読みくださいね。

 

スマートロックの認証(解錠)の方法

家庭用としては、主に次の種類があります。

・スマホアプリによる認証

・テンキ―で暗証番号による認証

・生体認証として

  • 顔認証
  • 指紋認証
  • 虹彩認証
  • 声認証

 

スマートロックの設置方法

大きくは、次の2種類に区分されます。

①ご自分の所有するお宅であれば、現在の鍵を取り除いて新しく設置する。

ドアに穴を開ける工事が必要となりますが、その分強固に取り付けられます。

②賃貸で退去時に原状回復を求められる可能性がある場合は、現存の鍵はそのままに上から覆いかぶせるように設置する。

両面テープで取り付けられて工事が不要なタイプがありますが、ドアの接着面の材質によっては、撤去時にはがれてしまうこともありますのでご注意ください。

 

下記の場合ではスマートロックの取り付けが不向きなことがあります。

ドアノブにサムターン(※サムターンとはドアの内側にあり、つまみを回して施錠する鍵のこと)が埋まっているタイプ

サムターンの形状が特殊なタイプ

取付箇所に十分なスペースがない場合

内部から鍵をかけるつまみの回転が90度以上のもの

GPSの受信が難しい場所→高精度モードへ設定のうえ、Wi-FiのスキャンやBluetoothのスキャンをオンにしてもGPSの受信がしにくいか確認する。

などありますので、注意書きをよくお読みになってくださいね。

 

スマートロックにした玄関の防犯性やデメリットついて紹介

利便性が大きく取り上げられがちですが防犯性においては、どうでしょうか。

設置後に「しまった!」となるようなデメリットはないのでしょうか。

 

スマートロックの防犯性

急いで出勤した日などに「あれ?鍵閉めたかな?」となることはありませんか?

確認のために急いで帰宅!なんてことも過去にはあったかもしれませんね。

さて、そんなときにも安全性にはどのようにコミットしているのでしょうか。

 

設置上の防犯性

空き巣などの侵入による被害の多くは、無施錠が原因とされています。

スマートロックなら既に自宅から離れてしまったあとでもスマホのアプリで施錠されているかどうか確認ができますし、万が一閉め忘れていたとしてもその場で施錠が可能です。

むしろ家を出た時点でスマホとの距離が離れたことを感知して自動で施錠さえしてくれるタイプもあります。

それに玄関ドアの開閉の履歴を確認できますので、子どもたちの帰宅時間を知ることができたり、不審な開閉があれば、気づかない侵入を疑うこともできます。

とはいえ、いくらスマートロックを設置していたとしても物理鍵での侵入は可能です。

万一のためにポストや鉢植えの下に隠しておいた鍵を利用されたり、番号を知られたらあっという間に合鍵を作製されていまうことは念頭に置いておいてください。

なお、遠隔操作を行うには専用の機器を購入してWi-Fiを接続をしてくださいね。

 

スマートロックのデメリット

スマートロックを設置したあとにデメリットを感じることはあるのでしょうか。

 

Bluetoothがスマートロックに与える影響

スマートロックの多くは、Bluetoothを利用します。

ワイヤレスイヤホンや電子レンジの影響を受けるということですので注意が必要です。

帰宅時に玄関ドアまで近づいてきて本来なら解錠される場面において、他のBluetooth機器や、電子レンジ、2.4Ghz帯のWi-Fiなどの干渉を受けて誤作動を起こすことがあります。

そのような場合は、家の近くまで来たらワイヤレスイヤホンは電源をOFFにしましょう。

同様にキッチンが玄関の近くにある場合に電子レンジの影響を受けます。

不具合が出た場合は、Bluetoothの影響がないかご確認くださいね。

 

バッテリー切れがスマートロックに与える影響

スマートロックもスマホでコントロールするタイプもバッテリー切れは、スマートロックとしては致命的です。

BluetoothやWi-Fiをつないでいるため、充電が減りやすくなります。

どちらも残量チエックができるタイプにしておくことやモバイルバッテリーを携帯していれば安心ですが、持ち物の軽量化という点では残念ながら相反しますね。

日ごろからバッテリーの残量チェックを習慣化するようにしましょう。

 

設置状況がスマートロックに与える影響

ドアに傷を残さない後付けのタイプは、両面テープで取り付けることになりますので、ドアの形状や材質によってははがれ落ちてしまう場合もあります。

事前の確認が必須です。

 

オートロックで締め出される?

ホテルのドアのように自動で施錠されるスマートロックがあります。

安全性のひとつでありながら締め出されるという望まない事態になる側面もあります。

ゴミ出しのように玄関先までのつもりが、家に入れないという悲しい出来事も起こりえます。

自動的に施錠されるまでの時間を調整できるタイプもありますので、必要に応じて設定してくださいね。

ご近所さんとの会話が弾むのも素敵なことですが、くれぐれもご注意を。

 

変更された暗証番号を知らない

これ、私です。

子どもが住む寮のなかにあるゴミ集積場から出る際には、テンキーに暗証番号を打ち込むというものでした。

ゴミを出し終えて、暗証番号を打ってもドアが開かない!

ちょっとそこまでのつもりでしたからスマホも持っていません。

とうとう照明も消え、誰かが気づくまでは出られない状況に。

どのくらい経ったでしょうか。

幸いにも業者の方が入ってこられて事なきを得ましたが暗闇に潜むようにいる私、それは相当驚かせた経験があります。

暗証番号を変更したら必ず共有しましょう。

 

まとめ

日本でのスマートロックの世帯普及率はまだ1%未満ですが、アメリカでは15%にものぼり、今後国内では100倍以上の拡大が見込まれています。

アメリカでこれだけ普及しているということは、防犯性においても一定の評価があるという裏付けともなるのではないでしょうか。

新しいマンションでは、当初からスマートロックが設置されているところも増えてきています。

20代では約30%の方が会社や自宅での使用ありとも回答していますので加速度的に普及していきそうです。

デメリットもありますが、後付けをしてでも玄関をスマートロックにしたら、そのメリットは手放せなくなるのではないでしょうか。

今回は「玄関にスマートロックは後付けでマンションにも設置できる?防犯性やデメリットついて紹介」と題してお届けしました。

皆さんの生活に役立つ情報となりましたら幸いです。